吹雪大樹写真展
ある晴れた日に永遠が見える

2022年5月4日(水)〜5月15日(日)※2週間開催
12:00~19:30(最終日は19:00迄) / 入場無料 / 月火休廊


残す価値のなさそうな風景を残しておきたい。
そこに大切な何かがありそうだと思うから・・・

20数年前のある日、僕はそう思い立って写真を撮りはじめた。
再開発で消えていく街角、誰からも顧みられない廃墟、僕という凡人の生活風景・・・

歳月と共に撮影するものは変化してもシャッターを切る気持ちはいつも同じだった。
他の誰かにとって何の価値もないこれらの風景を僕は”永遠”にしたいのだ。

街角も廃墟も自分の身体も、いずれ消えて忘れ去られる。
だが写真の中に残しておけば、遠い未来の知らない誰かと対話が始まるかもしれない。
どんな対話が始まるかは知りようもないけれど、
僕が残したかった風景は時の流れのどこかを生き続ける。

それが僕にとっての”永遠”であり、”永遠になって欲しい”という願いなのだ。


●展示写真について
2000年~2004年に撮影した廃墟の写真と2010年~2011年に作者の生活風景を撮影した写真、合わせて24枚を展示予定です。すべてフィルム撮影・インクジェットプリント。

●作者プロフィール
吹雪大樹(ふぶきたいじゅ)1971年大阪生まれ。大阪市在住。日本写真映像専門学校映像学科卒業。 テレビカメラマン、専門学校講師を経て2005年から大阪南船場にてギャラリー・アビィを開業。同ギャラリー代表。
(公式サイト)https://www.fubukitaiju.com/

●会場風景